法基準への対応Law amendment
エレベーターの安全に関する「建築基準法」の改正による
EESの対応をご紹介いたします。
UCMP(戸開走行保護装置)
運転制御回路やブレーキが故障した時に、エレベーターの制御回路とは別の独立した判定回路によって戸開走行を検知してかごを安全に制止させます。EESでは待機型のロープブレーキを使用しています。検知するとエンジニアによる復旧が必要です。
停電時自動着床装置
突然の停電でも、非常用バッテリーにより最寄り階までエレベーターを移動させ閉じ込めを回避します。着床後にドアは自動的に開き、一定時間経過後、自動的に閉まるようになります。かご内は非常灯が点灯し、開ボタンは使用可能です。停電が復旧すると自動的に正常運転に戻ります。
地震管制運転
P波(初期微動)を感知した場合は、最寄り階到着後、S波を感知しなければ設定した時間で自動復旧します。
S波(主要動)を感知した場合は、最寄り階到着後、エンジニアによる復旧が必要になります。
P波・S波共に、管制運転後は最寄り階到着後、扉が開き、一定時間経過すると扉が閉まり閉じ込めを回避します。かご内は「地震」という表示と音声アナウンスが流れ、開ボタンのみ使用できる状態になっています。
耐震工事
09耐震、14耐震工事に関して対応できます。現地調査後が必要なのと14耐震の場合の工事内容に関しては別途の相談が必要です。
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巻上機・張り車の外れ止め対策
巻上機や張り車が移動・転倒しないように受台を補強します。
ロープが滑車の溝から外れないように補強します。 -
制御盤の移動・転倒対策
機械室の梁や天井に固定具を取り付けて、移動・転倒を防止します。
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つり合いおもり外れ止め対策
つり合いおもりのガイド装置がレールから外れないように補強し、レールやブラケットのずれやたわみが生じないように補強します。
おもりブロックが落下しないように補強します。 -
かごの脱レール防止対策
かごのガイドがレールから外れないように補強します。
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昇降路内の突出物の引っ掛かり対策
保護板を設置するなどして昇降路内の梁やブラケットなどの突起物に引っ掛からないような対策をとります。